競売物件は裁判所が競売で不動産の所有権を入札方式で売買するという方式をもっています。そのため、所有権をもしも手に入れたという場合には物件の引き渡しを受ける権利、または不具合が隠れていた場合に保証を受ける権利が成立していません。そのため、一般的な不動産売買のような感覚で取り扱いをするとトラブルに繋がる可能性があります。
しかし、このようなポイントは競売市場修正といって裁判所も理解しており、一般市場の3割ほど減額されています。そのため、自分の理想の物件が格安で手に入るのです。競売物件には需要が少ない物件が出回ることもあります。例えば、立地条件が極端に変わっていたり、変形地などが売りに出されることは一般市場ではありません。しかし、競売物件は一般の市場原理とは異なる供給をしているので、そのような形の物件も出回っています。
また、裁判所の競売では価格や場所、土地や建物の大小は関係なく、全て平等に取り扱いをされているというところもポイントです。需要の少ない物件であっても一律に情報が提供されるため、発見しやすいというメリットもあります。通常の不動産取引ではあまり見られないような物件を探している人は競売物件を探すのがおすすめです。