基礎知識

競売物件とは、不動産の競売手続きを裁判所が行う物件のことを指します。こちらは支払い義務のある人が何らかの理由でその義務を果たすことができなくなったことで、本来その支払を受ける権利のある人のために資産として所有している不動産をお金に変える必要が生じたからです。そして、この手続きを裁判所が承っています。

競売物件は「物件」という言葉を使っていますが、建物だけでなく土地も扱っています。場合によっては建物と土地がセットで競売にかけられているというケースもあり、土地を自由に使うことが出来る「地上権」が競売対象となることもあります。この地上権は目に見えるものではありませんが法律上は物件、つまり「物」として扱われており登記することも可能です。そのため競売対象となるのです。

この競売物件は「入札」という方式でお金に換えられることが一般物件との大きな違いのひとつとして挙げられます。また、この他にも一般物件とは異なる特徴が数多く存在するので、競売物件を手に入れる際には色々な知識を頭に入れておく必要があります。そのため、初心者には敬遠されがちで、その分掘り出し物が眠っている可能性が高いのです。もしもお得な物件を探しているのであれば競売物件についての知識を深めましょう。